
会員番号:子
名前:出雲 福太郎(いずも ふくたろう)
性別:男性
所属:玻璃会
年齢:不明
飄々として捉え所のない自称”旅人”
放浪癖があり、いつの間にかふらりと現れては消える神出鬼没な男。戻ってきた時、彼の手には地方のお土産がぶら下がっているとかいないとか。
西の方面を好みよく赴いているせいか口調が西の方言になりつつあるが、生まれは西でも何でもない。唯の似非。 異国の物に興味を示し積極的に自分の生活に取り入れている。武器も刀よりも銃器が得意。
人懐こい笑みを浮かべ人当たり良好。その場に上手く溶け込む為、潜入や情報収集に優れている。花街では羽振りの良いお得意様←
国の行く末に興味はなく、その場で自分が楽しければいい享楽主義。騎警団と玻璃会の関係を知り、お堅そうな騎警団よりも玻璃会についた方が楽しそうだという理由で、玻璃会に入会した。
「何やつまらん世の中になった思うたら、中々おもろいことになっとるやんけ♪
あ、ウチは出雲福太郎いうモンや。めでたい名前でっしゃろ?
怪しいモンやないでー。ウチのことは気軽に福ちゃんって呼んでぇなv
あぁコレな、旅のお土産買うて来たさかい、あんさんらで仲良う食べてや。
っと、ソレ食べながらでええんやけど。ウチが旅しに行っとる間、何かおもろい
ことあらへんかった?」

会員番号:丑
名前:照葉(テルハ)
性別:女性
所属:玻璃会
年齢:十五歳
欧米のとある武器商人が、裏取引における友好の証として、日華帝国のとある
富豪へ贈った少女。
『贈り物』として日華帝国へ渡ったのは当時十歳、その後は富豪の妾として閨事を含めた芸に家事にと厳しく躾けられ、辛酸を嘗めつつ屍の如く生きていたが、遂に限界が来て富豪の喉を掻っ捌き、十四の時に命からがら逃げ出した。
陽の下では目立つ明るい髪色を厭い、闇夜を渡り歩きつつ、自分が生き残る為に
強盗や恐喝、人殺しの術を貪欲に覚えて行き、それ等を真の「芸事」と呼称した。
玻璃会に所属する人買いから攫われそうになった時に全員を屠った事で、羅刹も
かくやと言わんばかりの様が噂となり、その噂を聞き付けた大紫から幹部づてで
勧誘を受けて瑠璃会へと身を置く事となる。
本来の名を捨てて芸名を名乗っているのは、彼女なりの決意の表れ、いつか大紫に御目通り出来る位の幹部となって、無様に地べたを這いずらないように誰にも負けない力を得たいと野心を抱いている。
「一度、汚れた身、侮るは、駄目デス
もう二度と、芸、売っても、身は売らない、デスから」

古式ゆかしい華族令嬢として生まれ、何もかも与えられる豊かな生活を送るうちに、彼女はふと自分の人生に疑問を感じるようになった。どんなに美しい宝石も、どんなに美味しいご馳走も、望めば自分の前に傅き、当然のように自分に所有
される。
そんな自分にも、与えられないものがたった一つあった……それは痛苦。痛みと
苦しみの快楽を知り、いつしか彼女は溺れていった。愛が無ければ痛まない、痛苦こそがこの虚ろな世界の絶対の真実であると。崩した着物を纏い、首輪と鎖をつけて悪の道を彷徨う。
華族令嬢の持つコネクションと、甘美なハニートラップを武器に、秘められた蕾は玻璃の中で花開こうとしている。
「うふふ……うふふ……。
正義がどちらにあるかなど、些末な事で御座いましょう。
わたくしを痛くさせられて? 壊れて果ててしまう程に」
