
会員番号:甲
名前:夜宵 黎霧(やよい れいむ)
性別:男性
所属:玻璃会
年齢:不明
常にぞっとするようなうすら笑いを浮かべている男。
年齢、素性共に不明。何処から、また何の目的で玻璃会を訪れたのか……。
巷を騒がせている人斬りと見た目が酷似しているとの噂もあるが、人斬り
自体の目撃情報がほぼない為に、真偽の程は定かでない。
「ふふ……では 歓迎して頂けるよう、必ずやお役に立ってみせましょう。
どうぞその目で、私を見定めて頂きますよう……」

会員番号:乙
名前:式部 祐(シキブ タスク)
性別:男性
所属:玻璃会
年齢:不明
あるときは夜の花街、またあるときは深い森に突然現れては姿を消す、
流しの三味線弾き。
その正体は、玻璃会に仕える暗殺者。あらゆる暗殺術を身に着けているが、
最も得意とするのは三味の弦を用いた暗殺。
玻璃会の利に反する存在は、容赦なく葬り去る冷徹な性格をしている。
その死人花の如き赤い瞳と挽歌の如き三味の音の主に狙われた者は、必ずや
命を落とすと恐れられている。
強き者美しき者の下に仕えることを至福とし、自らはその駒となることを
存在の意義だと考えている。
それゆえ、己よりも強く美しいものを崇拝し従順に仕える反面、己よりも弱く
醜いものに対しては何処までも冷酷になれる。
己が崇拝する人のためにならば、その身を差し出すことさえ厭わない。
「(三味をぽつぽつと弾きながら)
……とうりゃんせ、とうりゃんせ……、アンタが俺よりも強いのなら。
もしも弱ければ、二度と戻ることはない、それだけだ。
(再び三味を弾きつつ) ……怖いながらも、とうりゃんせ、とうりゃん
せ……」

会員番号:丙
名前:十七夜 月 波々音(かのう ははね)
性別:女性
所属:玻璃会
年齢:13歳
玻璃会に所属する少女、狡猾な作戦参謀。
性格は温厚で誰に対しても非常に丁寧な反面、その口調からは慇懃無礼さが
見て取れる。
また皮肉めいた言い回しが特徴的で、人との会話中に雑言を挟んでくることも
しばしば、しかし本人に毒舌を放っている自覚はないようだ。
「御機嫌よう皆様、飽きもせず呆けたお顔で屍体の様に徘徊なさって
おいでで何よりで御座います、では全く何の役に立たない無駄な
人生を、本日も何の疑いもなくお過ごし くださいませ、無知である事
こそ、あなた方の美点です」

会員番号:丁
名前:朧(おぼろ)
性別:男性
所属:玻璃会
年齢:27歳
陰陽師の血筋だと自称する男性。
彼は人気の占い師で、その占いがてら様々な情報を収集することが仕事。
整った容姿と巧みな話術で人を惹き付けることに長ける。
御守りや御札などを売り付けて荒稼ぎをしたり、彼の熱狂的な信者を利用して
悪事を働いているという噂がある。
そんな噂は嫉妬や羨望から生まれるのだろう、と彼が言えば皆は信じてしまう
から恐ろしい。
知名度が上がるにつれて絡まれることが多くなったため、一人でも対処出来る
よう身体を鍛えている。
人を信用させることは上手いが、彼が信用しているのは自分だけ。
笑顔の裏では何を考えているか分からない。
「何かお困りかな? 私が占ってあげよう。
ああ、お代は結構だ。気にしないでおくれ」

会員番号:戊
名前:芙蓉(フヨウ)
性別:女性
所属:玻璃会
年齢:19歳
現在は大陸生まれの“芙蓉”と名乗っているが、偽名であり素性を偽り続けて
いる。
10歳の時、日華帝国の要人の懐刀であった父と母を何者かに殺され、天涯孤独となった。
仇討ちの為に裏の世界に入り、生きる為に悪事に手を染めてゆく。
敵が玻璃会と関わりがあると知り、入会を目論みながら大陸に渡っていた。
勝気ながらも従順そうに振る舞うが、復讐や私利私欲の為なら人を、玻璃会を
も裏切る積もりであり、人殺しも厭わない。
標的を油断させ、密かに毒針を刺すのが常套手段。武術も多少心得ている。
冷静沈着で鷹揚に構えているが、怒ると苛烈に言葉を吐き捨てる。
「正義ィ? はン! 只の日和見だろ? 気持ち好くなりたいだけだろォ?
そンなに気持ち好くなりたいならイかせてやるよ。
このアタシが。極楽に」

会員番号:己
名前:藤花 蝶次朗(とうか ちょうじろう)
性別:男性
所属:玻璃会
年齢:35
商売で成功をした大き目の商家の次男坊。
次男の立場を利用して自由奔放に生きてきた艶っぽく気のいい大人。蝶と花を愛する。
見合いにより結婚はしているが夫婦互いに義務だけ果たして後は別々に
暮らしている。奥さんの事は戦友と思っている。恋愛感情は持ってないが
頻繁に顔を合わせており仲は良いらしい。
文明を進めるには争いが必要と思っており、先を見据えた上で玻璃会に所属している。
享楽的な面もあるので楽しく物事が動く方が大事。
破滅もまた愉快と思っている。
「ふふ、どうも今日は。私の事は蝶さんって呼んでくれると嬉しいな?
まぁよしなに」

会員番号:庚
名前:夜鷹(よたか)
性別:男
所属:玻璃会
年齢:21
完全な夜行性で昼間は寝ており活動は夜のみ。
現在人身売買の仲介人を請け負っており、借金で売られてきた娘たちを美しく
着飾り買い手の元へ届ける仕事を担当している。
女性に近しい細身の身体だが剣道場師範の息子なので剣の腕はなかなか。
用心棒として動くこともある。
彼にとって会長がすべて。善悪という概念はなく会長に言われるままに
動くだけ。
少しネジの飛んだ危ない綺麗なお兄さんである。
「ふ、ふふ……僕はあの方のために美しく、そして無駄なく完璧に
仕事をこなさなきゃ。
だからごめんね、君には美しい商品になってもらうね」

会員番号:辛
名前:ひなと
性別:女性
所属:玻璃会
年齢:不明
美青年と思いきや女性だが、そう思わせない戦力と雰囲気がある。
女だからと甘く見られることを酷く嫌う為、男物を装う。
会長は自分にとって光でありどんなことであろうと任務を忠実に遂行する。
自分がお役に立てなかった時、これ以上迷惑をかける前に静かに逝くと決めて
いる。
「……ごめんね。君にとっての闇……僕にとっては光なんだ。
だから失わせはしない、その光を守る為」

会員番号:壬
名前:樋木 篭利(ひき こもり)
性別:男性
所属:玻瑠会
年齢:不明
始めに言っておこう、名前は偽名だ。
組織の本部に自分の空間を作らせてもらい諜報に励む男性。
それぐらいの実力は備わっているということであろう。
暗号解読はお手の物、どんな言語もいつでも持っておいで。
扉に外とつながる箱を設け、文書による意思疎通を主としている。
だからと言って無口ではなく、扉前に相手がいれば普通に話す。
あるいは電話という文明の利器を使って話すこともある。
意外とおしゃべりだと驚かれることも多いかもしれない。
声から男性ということだけは判別できるだろう。
そして会長の好み上、不細工でもないはずだ。
ただ、部屋の扉を開けることは滅多にない。
何があっても前線に出ることはない、裏方愛。
生理現象などなどはどうにもならないが、その辺りはこっそり。
「それで、今日は何の情報を持ってきたんだ?」


会員番号:癸
名前:鴉丸 佳郷(カラスマ ヨシサト)
性別:男性
所属:玻璃会
年齢:26歳
玻璃会管轄の高級貸座敷〈賽宴〉の支配人を務める青年。
裏社会から存在を抹消された人間やその家族を買い取り、商売道具として
利用している。
金さえ積めばあらゆる欲望を満たす事が出来ると評判だが、支配人である
佳郷を希望する場合に限り、彼の「お気に入り」に昇格する必要がある。
顧客の中には政界の大物も多数存在しており、多額の上納金を玻璃会に納めて
いる。
かつては関西で名のある組織の若衆であったが、抗争の末に組織は解体。
その後数年間行方が掴めず、玻璃会の一員として再び裏社会に姿を現すまで
死んだものと思われていた。
空白の数年間は佳郷にとって忌まわしいものらしく、軽率に彼の過去に触れようものなら三日と経たぬうちに近郊の海に沈められる。
「お客人はどないな蝶々がお好みで?
此処は賽の宴。大概の事はお応え出来まっせ。
……嗚呼、俺の肌はあきません。冷えた海原を床にしたいなら話は
別やけど。
どうしてもと仰るなら、俺好みの蜜蜂になって、出直してきなはれ」